Linuxmaniaトップ活用ガイドFedoraとVistaをデュアルブートする方法(1)

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■ Windows Vista + Fedora Core 6 (Linux) デュアルブート設定方法(Fedora)


2つの実現方法があります。

方法(1) Linuxのブートローダ「GRUB」を使う方法

方法(2) Windows Vistaのブートローダ「bootmgr」を使う方法



このページでは

方法(1) Linuxのブートローダ「GRUB」を使う方法


の手順を紹介します。



手順


以下のものを用意します。

(1) Windows Vista インストールメディア
(2) Fedora Core 6 インストールメディア



0. パーティション構成を考えます。

このページの例では、既存パーティションを削除後、次のように分割して使用します。
 (1) Vista 用領域 (50GB)
 (2) 共通データ用領域 (32GB)
 (3) Fedora Core 6 用領域 (118GB)



1. Windows Vista のインストールDVDをドライブに入れて起動します。



2. 言語 / キーボードの選択

お客様の環境に合わせて設定し、[次へ] ボタンを押します。

例 : インストールする言語 [日本語]
自国と通貨の形式 [日本語 (日本)]
キーボードまたは入力方式 [Microsoft IME]
キーボードの種類 [日本語キーボード (106/109キー)]

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3. [今すぐインストール] ボタンを押します。


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4. プロダクト キーの入力

必要に応じてプロダクトキーを入力します。
プロダクト キーはパッケージの中箱に記載されています。

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5. エディション選択

[購入したWindowsのエディションを選択しました]に
チェックを入れて [次へ] ボタンを押します。

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6. ライセンス承認ダイアログ

[条項に同意します] にチェックを入れて [次へ] ボタンを押します。

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7. インストールの種類の選択

[カスタム (詳細)] をクリックします。

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8. インストール場所の選択

[ドライブ オプション (詳細)] をクリックします。

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9. パーティションの設定


9-1. パーティションの削除

パーティションを選択して、[削除] ボタンを押します。


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※ パーティションを削除すると、すべてのデータがなくなります。
必要なデータは CD-R、DVD-R等にバックアップしておいてください。



9-2. [ディスク0 未割り当て領域] と表示されていることを確認します。


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9-3. [新規] をクリックします。

環境に合わせてサイズを設定し、[適用] ボタンを押します。
Vista用パーティションをサイズ指定する際に、ハードディスクを
使い切らずに未割り当て領域を Linux用 に残しておきます。


例 : ディスク0 パーティション1  サイズ「51200」MB (Vista用)
     ディスク0 未割り当て領域
      (Linux用パーティション、共通データ用パーティションを
      あとで作成するためにディスク容量を残しておきます )


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10. [次へ] ボタンを押します。


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11. つづけてインストール作業を行います。




12. インストール完了後、Vista にログインします。


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13 [スタート] メニューの [コンピュータ] を右クリックして [管理] を選択します。


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14. ユーザアカウント制御画面

ユーザアカウント制御画面が表示されたら、[続行] ボタンを押します。


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15. コンピュータの管理画面

[記憶域] の下にある [ディスクの管理] を選択します。

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16. データ用パーティションの作成


16-1. [未割り当て] と書かれた領域を右クリックし、[新しいシンプル ボリューム] を選択します。


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16-2. 新しいシンプル ボリューム ウィザード画面

[次へ] ボタンを押します。

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16-3. ボリュームサイズの指定

[シンプル ボリューム サイズ (MB)] の欄に任意のサイズを入力して
[次へ] ボタンを押します。

例 : 32768MB (VistaとLinuxのデータやりとり用)

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※注意
Windows、Linux 双方から使用するデータ用パーティションは、
FAT32 形式でフォーマットすることをおすすめします。
Linux から NTFS 形式のパーティションを読み書きすることにはリスクが伴います。

Windowsの「ディスクの管理」は、FAT32 形式で 32GB以上のパーティションを作成することができません。
32GBより大きいサイズの FAT32 パーティションを作成したい場合は、
次のようなパーティション操作ソフトを使用してください。

Windows : Disk Formatter (株式会社 バッファロー)
Linux : GParted (Gnome Partition Editor)



16-4. ドライブ文字またはパスの割り当て

ドライブ文字を割り当てるに任意の値を設定し、 [次へ] ボタンを押します。

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16-5. パーティションのフォーマット

[このボリュームを次の設定でフォーマットする] にチェックします。
ボリュームラベル等を環境に合わせて設定します。
[次へ] ボタンを押します。

例: ファイル システム : FAT32
アロケーション ユニット サイズ : 規定値
ボリュームラベル : data

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※ 注意
Windows、Linux 双方から使用するデータ用パーティションは、FAT32 形式でフォーマットすることをおすすめします。
Linux から NTFS 形式のパーティションを読み書きすることにはリスクが伴います。

なお、Windowsの「ディスクの管理」を使ってFAT32形式のフォーマットを行うためには、
手順 16-3 で 32GB 以下のサイズを指定している必要があります。



16-6. [完了] ボタンを押します。


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17. Fedora Core 6 のインストールDVDを入れて、再起動します。




18. Fedora のロゴと [boot :] という文字が表示されます。

何も入力せず Enter キーを押します。

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19. メディアのチェック

Tab キーを押して [Skip] を選び、Enterキーを押します。

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20. GUIインストーラの起動

[Next] ボタンを押します。

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21. 使用言語の選択

[Japanese (日本語)] を選んで [Next] ボタンを押します。

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22. キーボードの設定

[日本語] を選択して [次へ] ボタンを押します。

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23. パーティションの設定


23-1. [選択したドライブ上の空き領域を使用して、デフォルトレイアウトを 作成します] を選択します。

[パーティションレイアウトの再確認と変更] を選択します。 [次] ボタンを押します。

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23-2. インストール場所の選択

未割り当て領域が選択されていることを確認して [次] ボタンを押します。


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例 : Linux/Vista共通データ用パーティションが必要な場合は、ここで作成しておきます。



23-3. GRUBのインストール画面

[次] ボタンを押します。

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24. つづけてインストール作業を行い、完了後、再起動します。


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25. Fedora が起動して [ようこそ画面] が表示されます。

環境にあわせて設定していきます。

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26. 設定完了後、Feora のログイン画面が表示されたら、[再起動] ボタンを押します。


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26. 次の画面が表示されたら何かボタンを押します。


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27. [Fedora] と [Other] が選択できるようになっています。

[Other] を選択すると Vista が起動します。


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以上で設定完了です。


*参考サイト

Windows VistaとLinuxを共存させるには(Windows Vista編) @IT
Vista のブートローダ (みずさわblog)




[作成日 2007/6/30]