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■キーボードショートカット集(Fedora,Ubuntu,CentOS)



Linuxデスクトップでよく使うショートカットキー

操作 ショートカット 備考
デスクバーへフォーカスを移す Alt+F3 上部パネルにあるデスクバーにフォーカスを当てます。
かな/英数入力切替 半角/英数キー SCIMのツールバーを右クリック>SCIMの設定よりカスタマイズ可能です。
Macintosh風に使用したいならば、SCIMの設定より、
IMエンジン>全体設定で、
日本語>Anthy のホットキーをひらがなカタカナキーに、
英語/ヨーロッパ言語 のホットキーを無変換キーに、それぞれすると良いでしょう。
大文字入力固定 Caps Lock Shiftを同時に押す必要はありません。



アプリケーションで共通のショートカット

これらは多くのアプリケーションで使用できますが、使用出来ない場合もあります。
また、かな入力になっている場合、動作しない場合があります。

操作 ショートカット 備考
ヘルプ F1  
カット Ctrl+X  
コピー Ctrl+C 端末では、Ctrl+Cはプロセスへの割り込み終了なので注意が必要です。
ペースト Ctrl+V  
保存 Ctrl+S  
取り消し Ctrl+Z 一部では、Escなどの場合もあります。
やり直し Ctrl+Y 一部では、再度Ctrl+Zの場合もあります。
ごみ箱に入れる Delete ファイルにフォーカスがある状態でDelete
ごみ箱に入れずに削除 Shift+Delete ファイルにフォーカスがある状態でShift+Delete
名前の変更 F2 ファイルにフォーカスがある状態で名前の変更を行います。
更新 F5 ブラウザなどで更新を行います。
戻る・進む Alt+左・右カーソル ブザウザなどで履歴の前後を行き来できます。
ひらがな変換 かな入力で変換中にF6  
カタカナ変換 かな入力で変換中にF7  
半角変換 かな入力で変換中にF8  
全角英数変換 かな入力で変換中にF9  
半角英数変換 かな入力で変換中にF10 一部ウィンドウの最大化などになる場合もあります。
この場合は、かな入力で変換中にF9→F8という手も考えられます。



「キーボード・ショートカット」パネルのでの設定

gnome-keybinding-properties で設定されています。

(ディストリビューション毎の方法で「キーボード・ショートカット」を起動して設定してください。)

Fedora 7:システム>キーボード・ショートカット
Ubuntu 7.04:システム>設定>キーボード・ショートカット
CentOS 5:システム>設定>キーボード・ショートカット

デスクトップ
操作 ショートカット 備考
画面をロックする Ctrl+Alt+L 離籍時に便利です。
パネル実行アプリケーション
・ダイアログを表示する
Alt+F2 ファイル名を指定して実行します。Windowsなら、Windowsキー+R相当
パネルメニューを表示する Alt+F1 「アプリケーション」メニューが開きます。Windowsなら、Windowsキー相当
そのほか、検索ウィンドウの表示や、メーラ・ブラウザ・電卓・端末の起動なども簡単にカスタマイズ可能です。
サウンド
再生・停止・早送り・巻戻し・ボリュームのup/down・ディスクの取り出しなどが設定できます。
お使いのキーボードに、このような専用ボタンが用意されているならば、ここでカスタマイズするのも一つの手です。
ただし、ある程度は動作するものの、たまに動作しない組合せやアプリケーションもあるので注意が必要です。
ウィンドウ管理
操作 ショートカット 備考
ウィンドウメニューをアクティブにする Alt+Space 最小化・最大化・閉じるなどを行うメニューを表示します。Windowsでも同様
ウィンドウを閉じる Alt+F4 そのウィンドウを閉じます。Windowsでも同様
ウィンドウ間のフォーカスを
ポップアップを使って切替える
Alt+Tab ウィンドウを切替えます。Windowsでも同様
全てのウィンドウを隠して
ディスクトップにフォーカスを移す
Ctrl+Alt+D ディスクトップを表示します。WindowsならWindowsキー+D相当
上下左右側のワークスペースへ切替える Ctrl+Alt+カーソルキー ワークスペースはWindowsでいうデスクトップを仮想に複数用意したようなものです。
切替えがスムーズなので非常に便利です。
他にも、ウィンドウのフォーカスや、上部・下部のパネルへフォーカスを移すショートカットも設定できます。
デフォルトで設定されていないものは動作しない場合もあるので注意が必要です。



本当に困ったときのショートカット

これらのショートカットは、本当に困ったときに使用してください。
再起動が必要になる場合も多いのでお気をつけください。

操作 ショートカット 備考
システム強制再起動 Ctrl+Alt+Delete システムが応答しなくなった時、電源ボタンを押す前に試してください。
GUIログイン中には動作しないこともあり、Ctrl+Alt+F1でCUIログインモードに切替えてから行います。
X強制再起動 Ctrl+Alt+Backspace X画面表示がおかしくなった時、システム再起動の一歩手前の処置としてお使いください。
CUIモードに切替え Ctrl+Alt+F1からF6 それぞれ、CUIのtty1からtty6でのログインに切替えます。
コンソールでログイン後、GUIを起動するためにはstartxコマンドなどを実行します。
GUIモードに切替え Ctrl+Alt+F7 GUIログインに切替えます。
正常に動作しないことも多いので注意が必要です。


マジックSysRqキー

Xがハングアップした場合には、上記のCtrl+Alt+Deleteなども効かなくなりますが、 それでもカーネルが起動していれば、マジックSysRqキーにより、なるべくデータを保存して再起動することが出来ます。
SysRqキーは、一般的なキーボードであれば、Altを押しながらPrintScreenキーを押すことで送出されます。 SysRqキーとコマンド1文字の組み合わせでカーネルにいろいろな指示を与えること出来ますが、通常は、以下の順に呪文のように使うことが多いでしょう。
呪文の覚え方:
Raising Elephants Is So Utterly Boring (ゾウを育てるって、もうとっても退屈)
Reboot Even If System Utterly Broken (リブートするよ。たとえシステムが完全に壊れてたとしても)
BUSIER (busyの比較級)を逆から読む

それぞれのコマンドは、キーを押してから実行されるまでに時間がかかることがあるので、数秒置いてから次ぎのキーを押しましょう。
ショートカット 備考
Alt+SysRq+R キーボードをrawモードからXLATEモードへ切り替えます。
Alt+SysRq+E 全てのプロセスを終了させます。
Alt+SysRq+I 全てのプロセスを強制終了させます。
Alt+SysRq+S ファイルシステムをsyncします。
Alt+SysRq+U ファイルシステムを読み込み専用で再マウントします。
Alt+SysRq+B 再起動します。
参考:Wikipedia記事:マジックSysRqキー(外部サイト)

[作成日 2007/10/30]