Linuxmaniaトップ活用ガイドFedora 7とVistaをデュアルブートする方法(1)

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■ Windows Vista + Fedora 7 (Linux) デュアルブート設定方法(Fedora,CentOS)


2つの実現方法があります。

方法(1) Linuxのブートローダ「GRUB」を使う方法

方法(2) Windows Vistaのブートローダ「bootmgr」を使う方法



このページでは

方法(1) Linuxのブートローダ「GRUB」を使う方法


の手順を紹介します。



手順


以下のものを用意します。

(1) Windows Vista インストールメディア
(2) Fedora 7 インストールメディア



0. パーティション構成を考えます。

このページの例では、既存パーティションを削除後、次のように分割して使用します。
 (1) Vista 用領域 (24GB)
 (2) 共通データ用領域 (32GB)
 (3) Fedora 7 用領域 (24GB)



1. Windows Vista のインストールDVDをドライブに入れて起動します。



2. 言語 / キーボードの選択

お客様の環境に合わせて設定し、[次へ] ボタンを押します。

例 : インストールする言語 [日本語]
自国と通貨の形式 [日本語 (日本)]
キーボードまたは入力方式 [Microsoft IME]
キーボードの種類 [日本語キーボード (106/109キー)]

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3. [今すぐインストール] ボタンを押します。


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4. プロダクト キーの入力

必要に応じてプロダクトキーを入力します。
プロダクト キーはパッケージの中箱に記載されています。

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5. エディション選択

[購入したWindowsのエディションを選択しました]に
チェックを入れて [次へ] ボタンを押します。

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6. ライセンス承認ダイアログ

[条項に同意します] にチェックを入れて [次へ] ボタンを押します。

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7. インストールの種類の選択

[カスタム (詳細)] をクリックします。

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8. パーティションの設定


8-1. パーティションの削除

パーティションを選択して、[削除] ボタンを押します。

※ このドキュメントでは、パーティションをすべて削除して作りなおします。


8-2. [ディスク0 未割り当て領域] と表示されていることを確認します。


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8-3. [新規] をクリックします。

環境に合わせてサイズを設定し、[適用] ボタンを押します。
Vista用パーティションをサイズ指定する際に、ハードディスクを
使い切らずに未割り当て領域を Linux用 に残しておきます。


例 : ディスク0 パーティション1  サイズ「24576」MB (Vista用)
     ディスク0 未割り当て領域
      (Linux用パーティション、共通データ用パーティションを
      あとで作成するためにディスク容量を残しておきます )



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9. [次へ] ボタンを押します。


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10. つづけてインストール作業を行います。




11. インストール完了後、Vista にログインします。


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12. [スタート] メニューの [コンピュータ] を右クリックして [管理] を選択します。


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13. ユーザアカウント制御画面

ユーザアカウント制御画面が表示されたら、[続行] ボタンを押します。


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14. コンピュータの管理画面

[記憶域] の下にある [ディスクの管理] を選択します。

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15. データ用パーティションの作成


15-1. [未割り当て] と書かれた領域を右クリックし、[新しいシンプル ボリューム] を選択します。


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15-2. 新しいシンプル ボリューム ウィザード画面

[次へ] ボタンを押します。

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15-3. ボリュームサイズの指定

[シンプル ボリューム サイズ (MB)] の欄に任意のサイズを入力して
[次へ] ボタンを押します。

例 : 32768MB (VistaとLinuxのデータやりとり用)

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※注意
Windowsの「ディスクの管理」は、FAT32 形式で 32GB以上のパーティションを作成することができません。
32GBより大きいサイズの FAT32 パーティションを作成したい場合は、
次のようなパーティション操作ソフトを使用してください。

Windows : Disk Formatter (株式会社 バッファロー)
Linux : GParted (Gnome Partition Editor)



15-4. ドライブ文字またはパスの割り当て

ドライブ文字を割り当てるに任意の値を設定し、 [次へ] ボタンを押します。

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15-5. パーティションのフォーマット

[このボリュームを次の設定でフォーマットする] にチェックします。
ボリュームラベル等を環境に合わせて設定します。
[次へ] ボタンを押します。

例: ファイル システム       : FAT32
  アロケーション ユニット サイズ : 規定値
  ボリュームラベル        : data

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※ 注意
Windowsの「ディスクの管理」を使ってFAT32形式のフォーマットを行うためには、
手順 16-3 で 32GB 以下のサイズを指定している必要があります。



15-6. [完了] ボタンを押します。


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16. Fedora 7 のインストールDVDを入れて、再起動します。



17.[Install or upgrade an existing system]を選択してEnterキーを押します。


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18. メディアのチェック

Tab キーを押して [Skip] を選び、Enterキーを押します。

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19. GUIインストーラの起動

[Next] ボタンを押します。

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20. 使用言語の選択

[Japanese (日本語)] を選んで [Next] ボタンを押します。

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21. キーボードの設定

[日本語] を選択して [次へ] ボタンを押します。

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22. パーティションの設定


22-1. [選択したドライブ上の空き領域を使用して、デフォルトレイアウトを 作成します] を選択します。

[パーティションレイアウトの再確認と変更] を選択します。 [次] ボタンを押します。

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22-2. インストール場所の選択

未割り当て領域が選択されていることを確認して [次] ボタンを押します。


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例 : Linux/Vista共通データ用パーティションが必要な場合は、ここで作成しておきます。



22-3. GRUBのインストール画面

そのまま [次] ボタンを押します。

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23. つづけてインストール作業を行い、完了後、再起動します。



24. Fedora が起動して [ようこそ画面] が表示されます。

環境にあわせて設定していきます。

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25. 設定完了後、Fedora のログイン画面が表示されたら、[再起動] ボタンを押します。


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26. 次の画面が表示されたら何かボタンを押します。


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27. [Fedora] と [Other] が選択できるようになっています。

[Other] を選択すると Vista が起動します。


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以上で設定完了です。


*参考サイト

Windows VistaとLinuxを共存させるには(Windows Vista編)




[作成日 2007/7/25]