
一眼レフカメラの多くはカメラ内でJPEG画像を生成せず,RAWデータとして保存する機能がついています。
Linuxmania製品でもこのファイルを閲覧・編集することが出来ます。
ここでは、NikonのカメラでRAW撮影した「nef」ファイルをGIMPで編集する方法をご紹介します。
・nefファイルをそのままGIMPで開こうとすると、図のようなエラーが起こります。

UbuntuのリポジトリにはUFRawというRAWデータ現像ソフトが存在しています。
UFRawをGIMPから利用できるように gimp-ufraw というプラグインのパッケージをインストールします。
下記のコマンドを実行してください。
$ sudo apt-get install gimp-ufraw
1.インストールが終了したら、nefファイルをGIMPで開きます。
ファイルを開くとこのような画面で表示されます。
2.露出補正(EV補償)
露出補正は
で行えます。
の数値を変更

で自動補正も行えます。

その他のアイコンについては以下の通りです。
ソフトのディテールをLCHで復元する
シャープのディテールをHSVで復元する
切り取る
デジタル直線
フィルムのようにソフトに
元に戻す
3.ホワイトバランスの変更
編集項目は左端にあるタブ
で変更できます。
ホワイトバランス
グレースケール
レンズ補正
トーンカーブ
カラーマネージメント
明度、彩度の変更
明るさ調整
切り抜きと回転
EXTFの表示
1.編集が終了したら、画面右下にある[OK]ボタンを押します。

2.通常のGIMPで先程編集した画像が開きます。

3.GIMPでお好きなように編集、保存する事が可能です。

RAW現像を行うことで、暗かった画像もこのように編集することが可能になります。

RAW現像の手順は以上です。