Linuxmaniaトップ活用ガイドテクニカルショートチップス -Thunderbirdのメールデータの引き継ぐ方法

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テクニカルショートチップス -Thunderbirdのメールデータの引き継ぐ方法


簡単の出来るThunderbirdのメールデータの引き継ぐ方法を紹介します。


OSの入れ替えやマシンの入れ替えで頭を悩ますのはメールデータの引き継ぎです。
単にデータのみだけでなく、メールクライアントソフトの設定や、タグ、フラグなど全情報を引き継いでくれないと仕事にならない、という人も多いでしょう。
現在、ユーザにとってメール環境は、ITライフの基幹と言っていいほどの重要度です。

Linuxmaniaでは、大体半年1回OSのメジャーバージョンアップサービスがございますが、 半年ごとだと躊躇してしまう人もいると思います。

そこでですが、実はこのメールデータ移行は簡単なのです。
Thuderbirdについてのデータ移行方法を以下にご紹介します。

手順1. 引き継ぎたいメールデータはお使いのデータ領域以下にあります。

/home/XXX/.thunderbird
(XXXはユーザのログイン名)の下に乱数英数字のフォルダがありあます。 例)wjrehwp7.default
がありますがこれが引き継ぎ対象リソースとなります。
(ディレクトリの名前はお客様の環境で変わります。)


手順2. 1のディレクトリを退避させておき、新しいOS環境の、
home/XXX/.thunderbird
下へフォルダごと移動します。

手順3.新しいOS環境の、
home/sXXX/.thunderbird/profile.ini
というファイルを編集します。

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0]
Name=default
IsRelative=1
Path=rikb3mrx.default


Path=の値を2で移動した乱数英数字のフォルダ名に変更します。

以上です。これで新しいOSの新しいThuderbirdを立ち上げると、 今まで使ってきたメール環境が出来上がっています。

簡単でしょう。

[作成日 2011/8/3]