■ 相ノ坂モデル (GM965チップセット搭載) のUbuntu 7.04で3Dデスクトップを使う(Ubuntu)
Ubuntu 7.04 用の intel ドライバはバージョンが古く、
相ノ坂モデルに搭載されているマザーボード GM965 (オンボードグラフィック GMA 3100)
に対応していません。
ここでは、2007年10月リリース予定の次期バージョン 7.10 用の
パッケージをインストールすることで、3Dデスクトップ(compiz) を
動作させる方法を紹介します。
※ 制限事項
・このページにしたがって作業した後に、作業前の状態に復元することは難しいことにご注意ください。
・ウィンドウの最大化が正しく動作しないことがある。
・compiz が有効な状態で画面解像度を変更すると、
X の画面が正常に表示されなくなる。
(Ctrl + Alt + Backspace で X を再起動します)
・画面の解像度を設定しても、ログイン画面の解像度に反映されない。
1. 端末を起動
[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]
2. ソースリストに gutsy (7.10) を追加
$ gksu gedit /etc/apt/sources.list
以下の2行を追加
deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy main restricted deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy main restricted
保存して gedit を終了
パッケージインデックスの同期
$ sudo apt-get update
3. i810 ドライバをアンインストール
$ sudo apt-get remove xserver-xorg-video-i810
4. カーネルを 2.6.22 以上にアップデート
$ sudo apt-get install linux-image
を実行すると、インストール可能なカーネルの一覧が表示されるので、
2.6.22 以上のバージョンのカーネルを指定してインストールします。
例 : $ sudo apt-get install linux-image-2.6.22-11-generic
5. 必要なパッケージをアップデート
$ sudo apt-get install xserver-xorg-video-intel \ xserver-xorg libgl1-mesa-dri libgl1-mesa-glx libglu1-mesa mesa-utils
6. X の設定を変更
$ gksu gedit /etc/X11/xorg.conf
"Device" 項目を変更
Section "Device" Driver "intel" Option "DRI" "true" Option "AccelMethod" "XAA" # 以下略
保存して gedit を終了
7. ソースリストから gutsy を削除
$ gksu gedit /etc/apt/sources.list
以下の行の先頭に「#」つけて、コメントアウト
#deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy main restricted #deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy main restricted
保存して gedit を終了
パッケージインデックスの同期
$ sudo apt-get update
8 再起動
9. 3Dデスクトップを有効にする
[システム] - [設定] - [デスクトップ効果]
10. 完了です。
動作しない場合は、以下の手順を実行してみてください。
1. デスクトップ効果の設定画面を開く
[システム] - [設定] - [デスクトップ効果]
2. [Enable Desktop Effects] ボタンを押して有効にする
3. [Workspaces on a Cube] のチェックを外す
4. [閉じる] ボタンを押す
5. 画面右下にあるワークスペース切替アプレットを右クリックして [設定] を選択
6. ワークスペースの数を 4 個に増やす
7. [閉じる] ボタンを押す
8. デスクトップ効果の設定画面を開く
[システム] - [設定] - [デスクトップ効果]
9. [Workspaces on a Cube] にチェックする
10. [閉じる] ボタンを押す
11. 完了
[作成日 2007/9/15]