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■LinuxでPostgreSQLを使ってみよう(CentOS)

pgAdmin3の使いかた

postgresというユーザーでログインしてください。
このユーザーは、PostgresSQLをインストール時に作成されています。
またこのユーザーには、パスワードが設定されていないので設定してください。

$su
#passwd postgres
Changing password for user postgres.
New password: 
Retype new password:
passwd: all authentication tokens updated successfully.

ログイン後、pgadmin3を起動してください。
デスクトップにアイコンを作成していない場合は、アプリケーション > プログラミングの中にあります。
起動すると管理画面が表示されます。 pgadmin3の画面
図5 pgadmin3の画面

PostgreSQLの設定

PostgreSQLを利用するために以下のファイルを編集する必要があります。

  1. postgresql.conf
  2. pg_hba.conf

まずは、TCP/IP経由でデータベースへ接続できるようにします。
ファイル > postgresql.confの編集を選択してください。
ファイルは、/var/lib/pgsql/data/にあります。
listen_addressを選択(ダブルクリック)してください。
値には、*を入れて"可能"にはチェックを入れてください。
次にportを選択し"可能"にチェックを入れてください。
ファイルを保存して完了です。 postgresql.confの編集
図6 postgresql.confの編集
listen_addressの編集
図7 listen_addressの編集

同様にpg_hba.confを編集を選択してください。 pg_hba.confの編集
図8 pg_hba.confの編集

データベースへアクセスするための認証方式を変更します。(赤色の囲み部分)
認証方式をidentからtrustへ変更してファイルを保存してください。
postgresql.confとpg_hba.confの編集した内容を反省させるためにPostgreSQLを再起動してください。
これでPostgreSQLの設定は完了です。 アクセス権の編集
図9 アクセス権の編集

データベース接続の定義を行います。
メニューのファイル > サーバーの追加を選択してください。
以下の項目を設定してください。

  • 名前 : 任意の値
  • ホスト : localhost
  • DBメンテナンス : template1

パスワードの部分は、入力せずにそのままOKを押してください。またパスワードの保存のチェックは外しておいてください。
データベース接続定義の編集
図10 データベース接続定義の編集

管理画面にデータベース接続定義が作成されました。 管理画面にデータベース接続が追加された
図11 管理画面にデータベース接続が追加された

ユーザー設定

作成したデータベース定義を選択すると以下のような画面になります。 データベースに接続したところ
図12 データベースに接続したところ

まずは、postgresのユーザーにパスワードを設定します。
セキュリティーの観点からも設定しておいたが安全です。
ログインロールのところにあるpostgresを選択してダブルクリックしてください。
設定変更画面が表示されますので、そこにあるパスワード部分にパスワードを入力してOKを押してください。
これでパスワードの設定ができました。以後データベースへ接続するときに必要となります。 パスワード設定
図13 パスワード設定

次に同じデータベースへ接続できる新規ユーザーを追加してみましょう。
ログインロールを選択して右クリックをしてください。
その中のコンテキストメニューの中より新しいログインロールの追加を選択してください。
次にパスワードとロール権限を設定します。
ここでは、テーブルを作成できる権限を新規ユーザーに付与しています。
※追加するユーザーは、システム上(Linux)に存在するユーザーでなければいけません。 新規ユーザー追加
図14 新規ユーザー追加
新規ユーザーが追加された
図15 新規ユーザーが追加された