Ubuntu と Fedora をクリーンインストールし、ブートローダ「grub」を
使ってデュアルブート設定する手順を紹介します。
以下では、Ubuntu 8.04 と Fedora 9 を使用しますが、他のバージョンでも
ほぼ同じ手順でデュアルブート設定することができます。
(1) Ubuntu 8.04 インストールディスク
(2) Fedora 9 インストールディスク
手順 3 の項目まで作業を進めます。
[手動] を選択して [進む] を押します。
あとで Fedora 9 をインストールするための空き領域を残しておきます。
画像では、50GB の HDD を以下のように設定しています。
dev/sda1 | swap | 1024MB | swap 領域 |
dev/sda2 | / | 25802MB | Ubuntu 8.04 インストール領域 |
Free | 26839GB | 空き領域 (Fedora 9 インストール領域) |
インストールが完了したら、Fedora 9 のインストールディスクを入れ、
[すぐに再起動する] ボタンを押します。
手順 7 の画面までインストールをすすめます。
[選択したドライブ上の空き領域を使用して、デフォルトレイアウトを作成します] を選択し、
[パーティションレイアウトの再確認と変更] にチェックを入れて [次] ボタンを押します。
レイアウトの確認画面が表示されたら [次] ボタンを押します。
[デバイスの変更] ボタンを押します。
ブートローダをパーティションの先頭にインストールしたいので、
[First sector of boot partition - /dev/sdaX] (X は数字) を選択して [OK] を押します。
インストール場所が「/dev/sdaX」に変更されたことを確認し、[次] を押します。
※画像では /dev/sda3 にインストールしています。
[再起動] ボタンを押します。
menu.lst とは、ブートローダのメニューに表示される OS を記述したファイルです。
[アプリケーション] - [システムツール] - [端末] を起動して下記のコマンドを実行します。
パスワードを聞かれるので入力します。
$ sudo gedit /boot/grub/menu.lst
ファイルの最後に以下の文章を追加して、保存・終了します。
title Fedora
rootnoverify (hd0,2) ※
chainloader +1
起動中、下の画面が表示されたら [Esc] キーを押します。
リストに Fedora が追加されていることを確認し、選択します。
このページの設定ではデフォルトで Ubuntu が起動するようになっています。
Fedora を起動したい場合には、再度手順 12、13 を行います。